ハードディスクは消耗品の真意(その2)

先日、ハードディスクは消耗品だということを書きました。

ずいぶんと日が空いてしまいましたが、今日はこれについて詳しく述べたいと思います。

簡単におさらいしておくと、ハードディスクというのは「消耗品」ですが、一般的にイメージするような徐々に摩耗するような感じではなく、交通事故のように突発的にランダムに寿命が来るというものでした。

では、どのように「交通事故」に対処したら良いのでしょう?

一番手っ取り早い方法は、ファイルのコピーを退避しておくことです。
※でも、これが最良の方法というわけではないので注意深く読んでください

この方法で1つ注意してほしいのは、退避先に同一のハードディスクを選ばないことです。

というのは、ハードディスクというのは、その仕組み上、1つのファイルだけが破損するということは珍しく、ドライブ全体が破損するほうが多いからです。
せっかくバックアップを取っていたとしても同一のハードディスク上に保存していたら、バックアップもろとも破損してしまいかねません。

ここで、「同一の」について少し補足が必要かと思います。

一般的には各ドライブがそれぞれ1つの独立したハードディスクとなっています。
(ドライブというのは「C」や「D」という識別名(これをドライブレターと呼びます)が付いたそれぞれの領域を指します)

ですから、同一のハードディスクといえば、同じドライブと同義となります。

このように、一般的にはドライブレターがハードディスクの単位になるのですが、
1つのハードディスクを複数の領域に分割している(パーティションと呼びます)場合はちょっと事情が変わってきます。
たとえ違うドライブレターに保存したとしても、実際に同じハードディスクに保存しているのです。

「私はバックアップをこまめに取っているから大丈夫」というお客様の中には、1つのドライブを分割したパーティションドライブに保存されている人が結構いらっしゃいます。
同じドライブにコピーしてしまっている人も多いです。

これは、非常に危険なバックアップの方法です。
※この方法は、ファイルをテスト的に変更する際のオリジナルの保存等には有効な方法です。

もしご自身のPCに2つ以上のドライブ(CD,DVD等のドライブを除く)があって、それがパーティションを区切って作成されたものか、1つ1つ独立したものか不明な場合、確実に別のドライブである外付けのハードディスクに退避するのが安心な方法です。

ここまで読んで、「ファイルをバックアップしておくのが有効」というように早とちりしないでくださいね。
バックアップという方法は確かに気軽な方法なのですが、私はあまりお勧めしません。
というのは、お手軽といえどもやはり面倒であることには変わりなく、すべてのファイルに対してバックアップを取るのは難しいということ。
それに加えて、実はバックアップを取っただけでは、「交通事故」に対しては不完全であるということです。

不完全とはどういうことか?

それについてはまた次回に。

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